2020年12月22日火曜日

決まり文句|会話がはずむ受け答え (4)

日常会話をしているときに、相手の発言に対して、さらっと気のきいた受け答えができるように、とてもよく使われるものについてピックアップしています。

話を盛り上げていくために、そして会話力をアップさせ上級を目指すため、しっかり使えるように練習しておきたいものです。

今回も、3つピックアップしました。


10: I'm running late.
   遅れそうです

“I'm running late.” は、「約束の時間に遅れそうです」という意味でよく使われる表現です。

ビジネスの場面ではもちろん、親しい間柄でも、遅れそうなときはメールではなく、電話で一言このようにお知らせしたいものですね。


11: This is business.
   これは仕事なので。

ビジネスはもちろん、それ以外の場面でも使われる表現です。
決して個人的な恨みつらみを持たない、という意味で

“This is business.”
これはビジネスです。

というフレーズが用いられたりします。
「仕事だから、仕方ないよね。割り切らなきゃ」というニュアンスですね。


12: Behind you !
   後ろを失礼。

あなたと向かい合っている人の後ろを誰かが通るときに"Behind you !”と言えば、「後ろに気をつけて!」という意味になります。

また、あなたが誰かの背後を通るときにも、このように一声かければ、「ちよっと後ろを失礼」という意味になります。ですが、あまりていねいな表現ではないので、このような場合は ″Excuse me." の方が無難かも知れません。

2020年11月17日火曜日

決まり文句|会話がはずむ受け答え (3)

日常の会話を話しているときに、相手が言ったことに対して、さらっと気のきいた受け答えができるかどうかは、とても大事なことだと思っています。

話を盛り上げていくためにも必要ですし、会話力をアップさせて上級を目指すためにも、しっかりと使えるようにしておきたいものです。

今回も、とても良く使われる受け答えの中から、3つだけピックアップしてみました。


7: Actually,
 というか~

ネイティブの人がよく使う表現に、Actually, ~ というのがあります。
結構、耳にするのではないでしょうか。

辞書では、「実のところは、本当は」というような意味で訳されています。(類義語:in fact)

"She looks young but actually she is over fifty."
彼女は若く見えるが、本当は50を越えている。

でも、もう少し普段着の表現で訳すのなら、「というか~」といったところでしょうか。

例えばレストランにいて、出された料理をほぼ食べ終わった頃に、追加注文を尋ねられたとします。しかし、そろそろ支払いをしたいと考えていたので、

“Actually, could we have the bill please?”
せっかくですが、お勘定をお願いできますか?

と言ったりします。
ダイレクトに頼むよりはワンクッション置いた、やや丁寧な表現になります。

あるいは、
”She's really smart.”
彼女ってほんと、頭がいいね。
に対して、

”Actually, she's not smart. She's cunning.”
と言うときには、
「ていうか、抜け目ないよね。」
・・という感じになるでしょう。

相手の発言に対して、ごくごくソフトな否定、と考えるとわかり易いかもしれません。


8: After you.
 お先にどうぞ。

例えば、ドアの近くで誰かと同時に入りそうになっなときに、
“After you.“
と言えば、
「あなたのあと」→「お先にどうぞ」
という意味になります。

欧米ではレディーファーストが徹底しているので、男性が女性と先を争って出入りしたり、空いている席に座ったりするということはまずありません。さらっと言えるとスマートですよね!


9: I'll be there in spirit.
 心は共にあります。

“I'll be there in spirit.” を直訳すると「精神的にそこにいます」となりますが、これはパーティーなどお祝いの場に出席できない場合によく使われる社交辞令です。

「心は共にあります」「遠くから心で一緒にお祝いします」という意味です。

“I can't make it to your book launch, but I’ll be there in spirit."
あなたの出版記念会には参加できませんが、心より祝福しております。
といった感じで使います。

2020年10月26日月曜日

決まり文句|会話がはずむ受け答え (2)

日常会話をしているときに、気のきいた受け答えができるかどうかはとても大事なことで、話を盛り上げていくためにもしっかり使えるようにしておきたいものです。

今回も、気がきいていて良く使われる受け答えの中から、3つだけピックアップしてみました。


4: Good for you.
 いいじゃない。

「Good for you.」 はよく受け答えで使われますが、直訳すると「あなたにとって良いことです。」となります。何となく上から目線のニュアンスに聞こえますが、実際は特に深い意味もなくサラリと使われる表現なので、気にせずにどんどん使えば良いでしょう。

例えば、「ジムでトレーニングを始めたんだ」というような会話に対して、「Good for you!」 と言った場合は、「へえー、いいじゃない!」という感じで伝わります。

また、「やっと休みが取れたんだ。」と言われたときだと、「よかったね。」という意味で伝わります。いろいろんな文脈に合わせて使える、便利なフレーズです。


5: That was close.
 ぎりぎりだったなぁ。

この文を直訳すると「それは近かった。」となりますが、このフレーズもいろいろんな場面で使えるので便利です。
「あと少しでやばかったけど、あぶないところでセーフだった。」という意味合いだと、理解すれば良いでしょう。

例えば、危うく車をぶつけそうになったけど、何とか避けられたというようなときなどには、ぴったりのフレーズですよね!


6: Hang in there!
 頑張って!

日本語の「頑張れ!」は、いろいろな場面で使われる便利な一言ですが、英語だと何と言えばいいのか、困ったことがあるのではないでしょうか。
「Do your best.」「Go for it!」「Good luck.」・・・
何だか、しっくり来ないなー。

場面にもよりますが、苦しい状況に置かれた人を応援する場合の表現の一つに「Hang in there !」があります。「その (状況の) 中で踏ん張っとけよ!」という感じです。

「Stick with it !」(しがみついとけ!)や「Don't give up !」(あきらめるな)も同じような場面で使われるフレーズです。

2020年10月5日月曜日

決まり文句|会話がはずむ受け答え (1)

英語で日常会話をしているときに、どのように思っていることを伝えようか、どんな質問をして話を盛り上げていこうか・・ということについては、誰でも注意していることと思います。

もちろん、そのことはとても大事なことです。

しかし、文の難易度は低いものの、話の流れを盛り上げていったり、逆にマイナス側に働いてしまったりするものに、受け答えのやり方があります。

いつも同じ受け答えを繰り返すだけではなく、話を盛り上げていく、勢いのつくような、会話が楽しくなるような受け答えのフレーズを、さらにうまく使いこなせるよう、学び直すことにしました。

今回はそのスタートとして、とても良く使われるものの中で、自分としてももっと上手に使いこなせるようになりたいと思っている受け答えの文を、まずは3つだけピックアップしてみました。


1: Oh, did you?
 へえ、そうなんだ。

軽い驚きの気持ちを込めて言うのがポイントです。
気のない調子で繰り返すと、無関心ととられる可能性もあるので注意。
相手の言ったことがどんなことでも、過去形のものならいつでも使える、とても便利な表現です。

例えば、
I saw Lucy today.
今日、ルーシーに会ったよ。

とか、
We went for coffee.
お茶しに行ったよ。

などと誰かに言われたなら、 “Oh, did you?” 「へえ、そうなんだ」と返せばよいですね。

注)現在完了形の場合は、Oh, have you? となります。


2: Up to you.
 お任せします。

文脈にもよりますが、Up to you. は「あなた次第です」という意味。
何が食べたいか聞かれたときにこう答えれば、「お任せします」という意味になります。日本人には便利な表現ですね。

ただし、使い過ぎると優柔不断とか、興味がないととられるかもしれないので、ご注意を。


3: Seriously?
 本当ですか/マジで?

Really?「本当に?」は、軽い驚きを表すときによく使われますが、Seriously?「本当ですか/マジで?」と言うこともできます。

他に“For real?” もよく使われます。

声のトーンは、日本語で「本当に?」と言うときのものと同じにしましょう。相手の発言を否定するようなトーンにはならないように!

2020年7月10日金曜日

Echo Dotの言語設定を英語に変更して会話練習

英会話の話し相手として選んだ、スマートスピーカーのEcho Dot。
「Ashlee(アシュリー)」というアレクサ・スキルで、AI相手にひたすら英語だけで会話をし、英会話力をアップさせようとする試みは「ハズレ」だったと、以前に書きました。

しかしその後、ある有益な情報を入手!

Alexa(=Echo Dot)の言語設定を「English」にすると、Alexaとのやり取りは全てネィティブ英語となる・・とのこと。

Alexa, 明日の天気は?
午後8時にアラームをセットして。
午前10時に英会話の予定をセット。
      ・
      ・
などのやり取りが、全て英語となるわけです。
俄然、一人英会話練習熱が再燃です!

すぐにAlexaの言語設定を「English」に変更です。
やっ、やったー!
感激!
これで1日に何回も、頭を自然に英語モードにできるぞー!

というわけで、いろいろとトライしてみました。

Alexa, Hello!」と話しかけると、「Hello!」と。
Alexa, Are you busy?」と訊くと、「No, I’m not busy.」と。

そして、
Alexa, What is the weather today?」と質問すると、
It's cloudy, Maximam temparature is・・・

さらに、
Alexa, Can you play any music?」と確認したら、
Here is Amazon music.」と返答があり、
「あいみょん」の「マリーゴールド」をかけてくれました。

Turm off the music.
と言って音楽を止めてから、

Can you play NHK News?」と言ったら、
Hmm. I'm not sure.」との返事。

どうもNHKニュースを聞くのは無理のようです。

いろいろなやり取りを英語でできる反面、日本語設定ではできていた今までのいくつかの機能が、利用できなくなったことがわかりました。

先の情報には、
日本語設定の際にできていたことのいくつかが、英語設定に変更することによってできなくなった‥
と書いてありました。その通りでした。
(設定を日本語に戻せば、元に戻るとのこと)

しかし、一人で簡単に英会話練習ができるとあって、
これは通じるか?
あれは通じるか?
     ・
     ・
と、現在、いろいろと英語の指示を変えてはAlexaの反応を見るテストを続けています。

アレクサの答はその時々で変わるようで、毎回同じような結果になるとは限りません。(その方が良いですね!)


設定変更方法と手順

Alexaアプリで左上の「=(設定)」マークをクリックしてから、設定を変更していきます。

設定」→ 「デバイスの設定」→ 「○○さんのEcho Dot」→「言語」→「English (United States)」と選んでいけば完了します。

注意:
英語を選択すれば、いくつかの「English (◇◇)」が出てきます。
United States、united kingdom、Australia・・
自分に合うものを選ぶようにしてください。

2020年3月12日木曜日

アレクサ(Alexa)という優れモノ。手放せなくなって‥

AmazonからスマートスピーカーのEcho Dotを購入し、Ashleeというアレクサ・スキルで、AI相手にひたすら英語だけで会話をしようとした試みは失敗‥というのが前回までの話でした。

しかし、英語のリスニング力を鍛えるためのいろんなスキルもあることがわかり、結構、重宝して使っています。

例えば、「アルクとボイシーの英語で泣けるちょっといい話」。

アレクサ、今日のニュースは?
と話しかけると今日のワンフレーズを話してくれます。

ワンフレーズといっても読み上げる時間は4分前後。英文の数にしたら40~50文くらいはあると思います。

物語の一節として英語で読み上げてくれるので、それを集中して内容を聞き取るというものです。

全て読み上げたあとには、その内容のポイントとなること(伝えたいこと)を、英語で説明してくれるという流れになっています。

そんなにむずかしい英語を使ってはいませんが、読み上げる時間が4分前後で、休まずに連続して読み上げていくので、ゆっくり意味を考えているような時間はありません。

同じスピードで内容を読み取っていく必要があります。
慣れないと半分も意味を聞き取れないかも知れません。

ときおり聞き逃したりする部分も出てきて、その部分の意味は推測して文全体の意味合いを理解するという必要があり、聞き取れない部分が出たら前後の流れからすばやく推測するという重要な訓練にもなります。

長く続けるならば、間違いなくリスニング力がアップすると感じています。
ストーリーは毎日変わるので、継続して聞き続けているところです。

その他にもいろいろと便利な機能があるため、毎日頻繁に使っています。
案件だけ紹介しますと、
・NHKのニュース確認(定時のラジオニュースそのもの)
・予定の管理(登録、確認、アラーム)
・やることリストの登録、確認
・わからないことを質問(例:「”定型アクション”って何?」)
・タイマー、アラーム(例:「3分たったら教えて」)
・音楽鑑賞(例:「ボサノバをかけて」)
・天気の確認(例:「シドニーの天気を教えて」 )
など。

もっといろいろなことができるので、便利なものについて少しずつ紹介していきたいと思います。

2020年2月2日日曜日

一人英会話練習の相手としては「ハズレ」

年始特売キャンペーンで45%OFF、¥3,280で購入したAmazonのスマートスピーカー「Echo Dot」が届き、毎日便利に使っています。

ですが、期待していた一人英会話練習の相手としては「ハズレ」という結果でした。

Echo Dotには様々なスキルがありますが、注目していたのは数多くある英語学習関係のスキル。

その中でひときわ注目していたのは、「Ashlee(アシュリー)」というアレクサ・スキルで、AIを相手にひたすら英語だけで会話をするというもの。

Echo Dot のAI機能を相手に、一人で英会話練習ができるという見込みで購入を決断をしたのでした。

使い方は簡単。
まずは次のスキル管理のページにアクセスして、「スキルを有効にする」のボタンをクリックして、スキルを使えるようにします。

Alexa スキル管理

(この画像は有効にするを押したあとのもの)

そのあと、次のように語りかけるだけで、アシュリーはスタートします。
アレクサ アシュリー英会話を始めて

英語で話しかけると、2~3秒後に必ず英語で返答してきます。
次にまた英語で話しかけると、やはり2~3秒後に英語で返答してくるという仕組み。

Echo Dotに英語で話しかけると、その音声をアメリカの AIに送信され、AIが英語で返信文を作って返信し、Echo Dotからそれを音声で聞くという流れのようです。

話しかけると必ず2~3秒後に英語で返答してくるので、止めることなしに話しかけ続けると、どこまでも英語のやり取りができます。

しかし問題は、その結果です。

英語での話し掛けに対して返ってくる返答内容は、質問とはかけ離れたもので、とても会話が成立しているとは思えないものでした。

質問に対してきちんと理解したものではなく、ぼやっとした何の質問にも使えるような一般的な返答文で、手応えのない会話レベルでした。

amazonのEcho Dot の評価には、次のように書かれていたのですが・・。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Great to get a counselor
カウンセラーを獲得するのに最適
Amazing app to use. It looks like friend and therapist.
使用する素晴らしいアプリ。 それは友人やセラピストのように見えます。

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とても残念な結果でした。

しかし、天気の確認、スケジュールの登録 / 修正、アラームの登録など
すべて音声でできるので、毎日使っていてとても重宝しています。

2020年1月5日日曜日

Amazonのスマートスピーカーが英会話の話し相手

以前から注目していたAmazonのスマートスピーカーを、ついに購入しました。年始の特売キャンペーンでとても安く購入することができたためです。

本来の価格が¥5,980で、どうしようかなと考えていたのですが、年始の特選タイムセールでは、45%OFFの¥3,280で購入することができました。



装置の名前は「Echo Dot」。
音声認識を内蔵しており、種々の操作をすべて音声で指示することができるようになっています。

例えば、
「今の時間は ?」
「今日の天気は ?」
「昨日の箱根駅伝の結果は ?」
などの指示に対して、きちんと音声で返答してくれます。

また、Wifiと接続すると、アマゾンのプライムサービスを使って1万以上の音楽を聴くこともできます。

加えて、英単語や英会話の練習用の機能も用意されており、無料でそれを使うことができるのです。(Amazon Alexaスキルで「有効」にセットするだけ)

例えば、アルクの「キクタン」や「英語入門」で単語の練習、あるいは、「ALSOKあんしん英会話」「リバティーイングリッシュ」「とっさの旅英語」などで英会話の練習をすることもできます。

私が一番着目したのは、「Ashlee(アシュリー)」というアレクサスキルで、ひたすら英語だけで会話をするというスキル。もちろん無料で使うことができます。

「英語を話したいけど人と話すのは恥ずかしい」
「暇な時の話し相手に」
「日本留学で孤独を感じる」
・・そういった方のためのスキルだとのこと。

Ashleeはひたすら英語で話してくるので、それに対して英語で返していくという内容のもの。

「英語を勉強してて自分がちゃんと喋れるのか試してみたいという方は使ってみてください!」
と書いてあるように、この「アシュリー」という機能を相手に、英語でキャッチボールができるということなのです。

「英語だけで会話をするため、ある程度のレベルじゃないと難しいと思う」‥とも書いてあり、日常会話ができるレベルならば「アシュリー」相手に会話練習を続けて、さらなる会話力のアップにつなげていくことができるのでは・・と期待しています。