2011年6月4日土曜日

◆英語に救われた経験(2)


当時のハノイノイバイ空港のチェックインはコンピューター化されておらず、
手入力でペーパー上でのチェックや確認で、1人1人の手続きにものすごく
時間がかかっていました。一人に15分以上かかるため、長蛇の列ができて
いました。

一度ぎりぎりになってあせったことがあるため、いつも余裕を持って
行くようにしていました。

チェックインを終わって手荷物検査行い通関が終わると、更にもう一つ
ゲートがあります。

そこでノイバイ空港の使用料、US$14を徴収されます。
(現在も徴収されているかはわかりません)


香港行きはゲート1なので、その付近のイスに座り本を読み始めました。

一人で海外の空港を移動するのですから、間違いがあってはならないため、
いつもゲートの前かゲートの様子が見えるイスに座るようにしています。

その時も土産を買ってからゲートの前へ移動し、近くの席で本を読んで
ゲートが開くのを待っていました

通常出発時間の20分くらい前までに係員がきてゲートや扉を開け、
飛行機に乗り込むための準備を始めます。

ノイバイ空港は小さい空港なので、そのくらいの時間から準備しても
全然問題ないからです。

ところがその時はその時間が近づいても係員が一向にやってきません。

おかしいなぁと思っていると、マイクでアナウンスがありました。
ベトナム語はわからないのでパスして、その直後に流される訛りの強い
英語を聞いて、何を言っているのか理解しようと努めました。

海外に一人で出かけると、結構こういう局面に直面します。
予定に変更がなければ特に問題ないのですが、変更が生じるとアナウンス
で知らされることになり、それを聞き取れなければなりません。

意識を集中して聞き、何とかわかりました。
使う飛行機の到着が遅れているため、出発が少し遅れるとのこと。

仕方ないなと思いながら、また小説を読み始めました。

更に10分ほどしても動きがないので、そのまま小説を読み続けて
いました。

そうしておもしろい箇所を読んでいるとき、またベトナム語でアナウンス
を始めたので、特に注意を払わず読み続けていました。

アナウンスはさらに続いており、どこからか英語に変わって放送して
いました。

最初は特に意識を向けていませんでしたので、頭の中の翻訳機能が作動
していなかったのですが、どこかでピーンとひっかかるものがあり、
意識をアナウンスへ向けると、
「....change the gate....」というキーワードでした。

すぐにもしかして・・と思い、繰り返しのアナウンスを聞き直すと、
機体がまだ到着していない。
どうも機体の到着は大幅に遅れそうだ。
予備の機体を出す。
ゲートを替える。

と言っているようでした。
(訛の入ったベトナム英語だったので聞き取りにくくて、
細部はカンピューターの処理結果です)

そうしていると、他の待っていた乗客が少しずつ席を立って別の方向へ
移動して行き始めました。

ぽつぽつとしての移動だったので、本を読むのに夢中になっていたら
気がつかなかったと思います。

アナウンスを何となく聞き分けることができたので、その移動を見て
すぐにピンときて、自分も遅れずに同じ方向へ移動して行きました。

するとそこは9番ゲートで、そのゲートからどんどん中へ入っていき、
別の飛行機に乗り込んでいるではありませんか。

そして確かに行き先が「香港」になっています。
飛行機に何とか遅れずに乗り込むことができました。

そして、機内の自分の席で機内サービスのなま暖かいビールに氷を
入れてもらって飲みながら、

「乗り遅れたら大変なことになっていたなぁーー」
「英語をやっていて本当に良かったなぁーー」

と思ったものでした。

2011年6月1日水曜日

◆第三ターム:帰国、独学+社内英会話教室に時々参加(2年1ヶ月)

さてベトナムでじっくり英語の勉強をして、せっかく30分以上話せる
ようになったのですが、日本に戻ったからといって勉強するのを止めたら、
一気に元の英語コンプレックスマンに戻ってしまうかも知れません。

せっかく今までの努力をして、英語コンプレックス人間を抜けられそうな
気になってきているのに、それを無駄にしてしまう勇気がありませんでした。

ということで、英語の勉強は同じやり方で独学で続けることにしました。

とにかく気楽に楽しく勉強をする・・というのがわたしのモットーですので、
ほとんどは家の中で机に座ってやるのではなく、外部で何かをしながら
メモ用紙やmp3プレーヤーを使っての勉強が中心でした。

とにかくあまり構えないで気楽にやるというのが、長く継続するための秘訣
と思っています。

以下が、そのときの1日の勉強のメニューです。

①朝のウォーキング
    ・mp3プレーヤーを首にぶら下げ、SIM英語を聞きまくる。

          スキップ(センテンスをフレーズごとに区切って空白が挿入)
オリジナル(ノーマルスピード、ノーマルセンテンス)
スキップ150(50%話すスピードをアップしたスキップ)
オリジナル150(ノーマルセンテンスを50%スピードアップ)

      何回も聞いて聞き慣れてくると、150%のスピードはあまり違和感なく
      各センテンスが聞き取れるようになってきます。

180%、200%もありますが、あまり使っていません。
将来のレベルアップのため取ってあります。

      ⇒おかげで、日常会話なら相手の言っていることを聞き逃すようなこと
        がほとんどなくなりました。

②会社の通勤往復時
    ・Pimsluer Englishを聞き質問に対し、素早く返答をします。

車の中で来る日も来る日もCDから質問されて、返答をつぶやき
まくりました。

      これを使っての勉強はとても臨場感があり、実践の雰囲気で投げ
      かけられた質問に対して、自分で素早く英語で返答する必要があり、
実践に近い形で練習を進めることができます。

③その他
    ・ある時期よりウォーキング時、シンプルパターンイングリッシュ
を聞いて、日本語を素早く英文でつぶやくことを始めました。
     (スピーキングに力点を置く)
・森田太郎著、独習3時間少し話せる人の英会話練習帳を開始。
例で載っている会話を、基本会話(基本文)として音読、暗記。

効果:
・基本文や多くの例文が頭に定着したからか、言いたいことを考えると
すぐに文型が浮かんでくるようになった。
・そしてそれにフレーズをつけて話せば良いように。

会話能力:
・自己判定値:  65/100点

第三タームまとめ:
・やはり今までの勉強を振り返ってみると、本当にこの「SIM英語」
と「Pimsluer English」の効果が大きいです。
・この2つをしっかりとやったことで、自分のスピーキング能力が
大幅にアップしたと感じています。