2021年9月4日土曜日

決まり文句|会話がはずむ受け答え (7)

長らく間をあけてしまいましたが、今回も、よく使われる気のきいた受け答えを3つピックアップしました。是非、参考にしてみてください。

気のきいた受け答えができるようになれば、話ももっと盛り上がることは間違いありません。


19: Fair enough.
   OK、了解!

相手の発言に対して、“Fair enough.”と受け答えをすることがあります。
文字通り訳すと「十分に公平だ」と、何やら堅苦しく思われますが……。

実はそれほど硬い表現ではなく、相手の発言や提案を
「OK、了解!」「文句ないよ」「君の言う通りだ」
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
と肯定する、比較的カジュアルな表現なのです。

ただ単に了解したというだけでなく、「説明を聞いて納得した」というニュアンスが含まれます。


20: Beats me!
   さっぱりわからない。

“(It) Beats me !” は「(それは)私を打ち負かす」から転じて、
「私の理解に及ばない」→「さっぱりわからない。」
という意味になります。   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

おもに親しい仲で使われ、「ビーツ・ミ~」と尻上がりな感じで、感情を込めて言うところがポイントです。年配の方たちに使う人が多いです。


21: You have my word.
   約束します。

“You have my word.” は I promise. と同じで、
「約束します」
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
という意味ですが、強いて違いを挙げるなら、
“You have my word.” のほうがより形式的で、強いといえるでしょう。

これはこの表現が、「一度言ったことは守る」という chivalric code 「騎士道精神」からきているからのようですが、日本人としてはなぜ word が words ではないのかが気になるところですね。