2012年4月26日木曜日

◆効果的な単語学習のやり方について考える

英語と接触のある人、とくに英語を身につけたいと考えている人は、単語をいつも
覚えようとしているのではないでしょうか。

わたし自身もまったく同じです。オンラインレッスンでいろいろと会話をしていて、
途中で詰まってしまうのは、やはり単語が出てこなくてというものが一番多いです。

もちろん「どういったら良いのかなー」と文型を考える場合もありますが、圧倒的
に単語が出てこなくて一瞬考えこんでしまうというのが多いですね。

なので、いつも少しずつでも使える単語を増やしていこうと思っています。
ですが、ただ単語を覚えていくと言うのは単調でつまらないですよね・・。


■単語学習について
わたしの場合は、単語帳をにらんでわからない単語を次々と覚えていくというやり
方はしていません。

どうしてかと言うと、1日もたたずに忘れてしまうからです。年のせい?(汗;)

どうしてもという単語だけは、語呂合わせをしてでも記憶しようとするのですが、
それ以外は普通に勉強したのでは「あっという間に・・・」です。よほど繰り返さない
と覚えれません。自慢ではないですが。。。

そしてその作業は・・勉強というよりは作業と思ってしまうくらい、単調でまったく楽
しくないですね。

それでは・・どうやっているのか?

■わたしの単語勉強
わたしの単語勉強のやり方は、おもに2つあります。

一つ目は、SIM英語をやりながら覚えるというもの。そして、
二つ目は、実戦を通して・・オンライン英会話を通して覚えるというものです。

今日は、その一つ目のやり方について説明したいと思います。

わたしは毎朝ウォーキングをしており、その時にいつもSIM英語(スーパーエルマ
ー)の音声を聞きながら歩いています。英文の内容はCBSニュースですね。

いつも聞いているのは、150%スピードのskipでフレーズとフレーズの間に間が
入っているものです。何度も何度も繰り返し聞いています。

■具体的なやり方
いつもSIM英語の新しい文をやり始めた時に、当然わからない、あるいは思い出
せないという単語がいくつも出てきます。その時にすぐに辞書で調べるということ
はしません。

まずはそのわかならい単語を良く聞いてスペルをイメージして、それを知らない単
語で覚えるべき対象として、頭にインプット(登録する)するようにします。
いずれあとで調べるために、覚えておこうとしているのです。

しかし全体の文章の流れを聞いている中で覚えようとしているので、ウォーキング
が終わってから食事など別のことをすると、すぐに忘れてしまうのがほとんどです。

しかし次にまた聞くと「あーそうだった。この単語がわからないのだった」となり、
再度覚えようとします。

それを何度か繰り返すと、いずれ意味はわからないものの前後の文から何となく
意味を推定できるようになり、スペル(または読み方)は頭の中に入ります。

つまりまだ正確ではありませんが、先にスペルと読み方を記憶するということにな
ります。

■重要なポイント
そしてここがポイントだと思っていますが、
  ・わからない。知りたい。どうしても知らないと全体の意味がはっきりしなく
    てスッキリしない・・。
というように、
  ・知りたいという感情を熟成していきます。

そして行くところまでいってから、テキストや辞書でその意味を調べます。すると、
  「あーやはりそういう意味か・・」ということもありますし、
  「えっそんな意味なのか・・」と外れていることもあります。

とにかく何かしらの感情を伴いながら、単語の意味を理解することになります。

このように感情がリンクし、さらにはストーリィとリンクして覚えた単語は、しっかり
と記憶にインプットされて、簡単には忘れないようになります。

もちろんそのように強く記憶されたものは、必要があるときにはすぐに引き出しか
ら引っ張り出して、再生することも比較的容易です。

わたしはこのようなやり方で、単語勉強・・というよりは、リスニング訓練の中で
単語を少しずつ覚えていくようにしています。

■欠点、だけど・・
ですが、唯一つ欠点があります。

それは何かと言うと、1回に処理する単語の数が少ないということです。
わたしの場合は、1回1ストーリィとして記憶する単語は、5個くらいです。

1ストーリィに1週間くらいかけていますので、1週間にたった5個の単語を覚え
るという程度のインプットなのです。

そう考えると効率が悪いように見えるのですが・・わたしはそれ以上に強くインプ
ットすることにこだわっています。


2012年4月24日火曜日

◆リスニング力アップで大事な2つのこと

楽しく会話をする上でリスニング力というのは必須です。このリスニング力が弱いと
相手の言っていることが理解できず、あるいは相手のスピードについていけないため、
おそらくきちんとした会話ができないことでしょう。

■大事な2つの点
それだけまずはリスニング力というものは大事だと思っています。
そしてそのリスニング力を高めるためには、次の2つの点が重要だと思っており、現在
リピーティングをやっていますが、この2点を意識して続けています。

  ・何度も何度も繰り返し浴びるということ(絶対量が重要)
・スピーキングの練習はリスニングの練習

文をまるまる覚えるということが、リスニング力アップのためのやり方とは思っていませ
ん。また、単語を理解できるようななることでも、それを覚えてしまうことでも不十分だと
思っています。

■望ましいレベル
わたしはその音声を聞いたら、瞬間的にその意味を理解することができるようにならな
いといけないと考えています。

瞬間的に理解できるか、イメージができてから理解するかのどちらかかと。

できたら単語でよりも単語+目的語でのフレーズ単位で取り組むのが良いと思っていま
す。文型とフレーズをそれぞれ瞬間的に理解できていけば、必ずリスニング能力はアッ
プするはずなので。

難しい聞きなれない単語の場合は、どうしてもあいだに日本語で考える作業が入ったり、
翻訳する作業が入ってしまいます。

しかし、ものすごく聞きなれたフレーズの場合は、瞬間的に意味やニュアンスを理解で
きるものです。

■瞬間的に理解できる例
例えば、誰でも「Good morning!」や「Good by.」のフレーズは瞬間的に理解できますね。
聞き慣れ過ぎてもう日本語化していますよね。

極端な例かも知れませんが、このように聞き慣れる・・ようになるということです。
そのためにはとにかく何度も浴びるように聞いて、慣れていく必要があります。

そういう意味で、浴びる絶対量が必要なのだと考えています。だから何度も何度も繰り
返し聞くようにしているのです。

それから大事と思っているポイントがもう一つあります。
それは自分が話せるフレーズは聞き取れるということです。

したがってリスニングのトレーニングだけでなく、スピーキングのトレーニングも実は
リスニングの訓練になるということです。

■リンキングに注意
これらのリスニングトレーニングを行う中で、注意すべきというか意識して慣れるべき
という部分は二つの単語が隣り合わせのため、あたかも一つの単語のように繋がり、
別の発音のようになるということです。

例えば、「come on」は「カモン」と繋がって聞こえたりします。
あるいは「get it」は「ゲリットゥ」みたいな感じですね。

わたしはこの部分は、実際のネイティブの音声で聞き取れないときに、その文章を確
認するとやはり2つの単語がリンクした結果、聞き取れない(わからない)発音となって
いたことに気がつきます。

そしてそのときにそのフレーズと発音をノートに書いておき、以後、時々見るようにし
て頭にインプットしていくようにしています。

この部分はとても大事な部分とは思いますが、そんなにあちこちで頻繁に・・というわ
けではないので、あまりこの部分だけを意識して恐れるという必要はないでしょう。

だいたいは前後の文が聞き取れていれば、その部分がわからなくても全体の意味と
しては、大方はわかるからです。